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自動運転車の死亡事故に思うこと

米大手配車アプリである
Uber社が自動運転の実験中
死亡事故を起こしたことが
話題になっています。

【3月20日 AFP】(更新)米配車アプリ大手のウーバー(Uber)は19日、アリゾナ州で同社の自動運転車が死亡事故を起こしたことを受け、自動運転車の試験走行を停止したと発表した。
ウーバー自動運転車が死亡事故 米アリゾナ州で通行人はねる 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

自動運転車の死亡事故は
2年前の
トレーラー衝突事故についで
2例目。

アルファベット社傘下の
グーグル系企業
ウェイモが16日に
上院議員に対して
自動運転車の規制見直しの
お伺いを立てる書簡を
送ったばかりでの
タイミングの事故。

事故概要は
19日の夜10時頃
アリゾナ州
横断歩道のない大通りを
49歳の女性が乗った自転車が
横断していたところを
自動運転車がはねたという。

この事故を受けて
自動運転車を
「まだ技術が未熟」
と批判したり
疑問視する声が
上がっているようですが
わたし個人的には
一概にそう考えるのは
どうかと思っています。

この事故で
自動運転車が
何キロで走行していて
自転車がどんな
タイミングで飛び出してきたのか。

センサーカメラが
認識できないほど暗闇に
溶け込むような姿
(暗い色の服を着ているなど)
だったら
大通りを走行する人間の眼でも
捉えられるかどうか。

自転車の方は
スポークの細い濃い赤色の
自転車のようなので
黒の大きめの服を
着られていると
いくら高性能な
センサーカメラであったとしても
認識しづらいと思います。

その事故が
人間の手で運転していた
ものであったとしたら
完全に回避できていたのかどうか。

その見極めは
これからの
便利で快適な未来のためにも
慎重かつ迅速に
されなければなりません。

今回の事故の
真の詳細が
わからないので
明言は控えなければ
なりませんが
車バイクだけでなく
歩行者や自転車も
交通の一員であると
改めて自覚しなければ
ならないでしょう。

これまで累計で
約320万マイル
(およそ512万キロ)の
実験を積んできた自動運転車。

1例目の死亡事故は
まだ自動運転開発初期の段階で
運転手の運転放棄があった上で
起こった事故であるため
今回の事例が
「自動運転車が
初めて起こした死亡事故」
と捉えてもいいでしょう。

自動運転車の近い未来を
左右する今回の事故。

どんな判断が下されたとしても
安心で便利な世の中に
なるといいですね。